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STORY
これは、ぼくと伯母さんがたどる、長い旅の物語だ。
ぼくは、「稀代の悪女」の息子らしい。
そのせいでずっと不遇な人生を送っていたぼくは、ある日ぼくを迎えにきた伯母さんとともに、
あてもない旅に出ることになった。
伯母さんは肩提げの鍵盤を弾いて日銭を稼いでいて、ぼくは知らない言語のその歌を聴きながら、
母の遺した手記を読むのが日課になった。
手記の中の母はいつも溌剌としていて、横暴で、伯母さんのことをとても愛していた。
いつしかぼくは、愛想のない寡黙な伯母さんが、どんな歌を奏でているのか知りたくなった。
いったい伯母さんは、悪女の母のことを、どう思っていたのだろうと。
Raffaello Savantの送る、すこしさびしい歌と語りの物語。
Character
カスタ
歌:佐倉アヤキ
ぼくの伯母さん。
アルフ
声:佐藤小織
「ぼく」。
ポリュー
声:紅原ユウ子
ぼくの母さん。悪女。
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